内容説明
中華数千年の専制体制と古代・中世貴族・武人の「名誉意識」との凄絶にして長大なる闘争!中国人の「国民性」なるものとは何か?「阿Q的」なものとは何か?その非人間的な負のシステム・歴史遺産を剔抉し、それらと悪戦苦闘した梁啓超・魯迅・胡適から孫文・蒋介石・毛沢東までの政治思想を再検討!
目次
第1編 中国国民性の歴史的変遷(エロシェンコと李鴻章;国民性は変えられるか;春秋時代の「貴族精神」 ほか)
第2編 中国国民性の源流(専制の起源;始皇帝:歴史が産み落としたもの)
第3編 中国国民性改造史(国民性改造の基礎を築いた人;魯迅―国民性改造運動の旗手;胡適の国民性改良の思考 ほか)
著者等紹介
張宏傑[チョウコウケツ]
中国蒙古族。1972年遼寧省に生まれる。東北財経大学(経済学学士)、復旦大学(歴史学博士)及び清華大学で歴史学を学ぶ。作家、歴史家。中国作家協会会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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