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内容説明
地下アイドルの耳の痛い話、枕営業、整形、愛人契約、風俗、AV女優…“誰でもなれる”地下アイドルたちの悲喜交々。さとり世代の地下アイドルステップアップ論、なにもなかったわたしが地下アイドルシーンに居場所を見つけるまで。わたしのアイドル観察記、アイドルとは、結局のところ、どんな存在なのか。恋、仕事、心の病…様々な問題と向き合って。
目次
地下アイドルの耳の痛い話(「深海」を泳ぐ地下アイドル;地下アイドルとして生きる;“アイドルファン”をこじらせて ほか)
さとり世代の地下アイドルステップアップ論(地下しか泳げないアイドル;普通の女の子を「普通っぽい女の子」にさせるライブの仕組み;地下アイドルを名乗る理由)
わたしのアイドル観察記(アイドルと恋;アイドルという仕事;アイドルの境界線)
1 ~ 3件/全3件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fwhd8325
20
見当違いがあるかもしれないけど、何をもって「地下」なのかはよくわからなかった。姫乃たまさんについて言うなら、この感覚は新鮮だった。少しだけ、彼女の活動を応援したいと興味を感じた。何かのタイミングが変わっていたら、別の世界があったかもしれない。だが、ここで彼女の文章を読んでいると、活躍の場が何処であれ、自分自身を表現できていることは素晴らしいと感じます。全く理解していないと思うのだけど、今までにない感覚の「人」だと思うことと、周りにいる若い人たちに感じる、けして理解できないズレのようなものの両面を感じます。2016/10/14
doi
15
(アイドルオタクです。)これはトンデモナイ本だ。地下アイドル本人だからこそ知り得ないような事や、あるいは考え方や哲学などについて分かりやすく書かれている。他のアイドルが書いた書籍と違い、ライター活動もしている姫乃たまだからこそ書ける文章だとも思った。地下アイドルといっても、この本に載っているような闇だらけでないことだけは、把握しておいてほしい。その誤解だけが心配。2015/12/03
ふじ
10
人に言えない生活かぁーと興味本位で読み始めたが、それほど衝撃的な内容ではなく、むしろ地下アイドルとしての生き方を冷静に分析した真面目な本でした。著者の考察は納得できるし、好感が持てた。自己実現や承認欲求って、果てしがないな。2016/07/21
n75
5
数年前にステージで見た姫乃ちゃんはピンクのロリータ服のツインテール姿でアイドル然としていて、ややこしいお客さんにどう対応したらいいですか?という質問にも毅然と答えていたのに、年月が経ってネットで見かけたのはエロ系のグラビアの姿だった。アイドルのエロ墜ち…そう思って心を痛めていたけど、この本を読んでそんな簡単な話じゃないということがわかった。姫乃ちゃんは今でも変わらず毅然としてアイドルをやっていた。地下から浮上するばかりが地下アイドルの目的ではないこと。自己とアイドル現象を深く分析している一冊です。2016/09/14
今庄和恵@マチカドホケン室コネクトロン
5
やたらと「居場所」という言葉がでてきますが、既存のシステムで「居場所」を見つけられなかった、多数派になることができなかった少女たちが地下アイドルという新しいカテゴリーに流れてきたものの、そこでの生存競争でもまた負ける人が出てくるのは仕方のないことで。そうやってどんどん病んでいく。それは観客のほうも同じ。2016/04/30