内容説明
道東の大自然と人情が息づく、戦後間もない昭和３０年代…。アイヌ文化が香る弟子屈のスーパーヒーロー・大鵬の家族や人々とのあたたかな交流など、すべてがノスタルジックななか…新米医師の任地、若き日の弟子屈、川湯を舞台に香しく痛烈な青春を描く自伝的フィクション。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あつひめ
41
自費出版で出版されたものを流通出版したものだそうだ。たまたま図書館で見つけて借りた。だれも感想をアップしていなくてドキドキ。まだ上下巻の上しか読み終えていないが、人のつながりや心の揺れがとても丁寧にさわやかに描かれている。同じ北海道の空気を吸い緑を眺めながら読み進めている。私も機会があったら弟子屈や川湯、摩周へ足を運んでみたい。2021/09/07
