出版社内容情報
「ふしぎだと思うこと,これが科学の芽です」 。これは,ノーベル物理学賞を受賞した朝永振一郎博士が次世代を担う子どもたちへ残したメッセージです。
『もっと知りたい!「科学の芽」の世界PART9』では,この言葉の通り,ふしぎだと思うことを見つけ,よく観察して考え,工夫しながらなぞの解明に近づいていった作品を集めてみました。収録したのは,第17~18回の 「科学の芽」賞 (2022年・2023年)を受賞した34作品です。
3年以上にわたって我々を悩ませた新型コロナウイルス感染症ですが,その感染防止対策やワクチンの開発に自然科学の研究が大きく役立ったことは記憶に新しいところです。読者の皆さんも,掲載作品や「科学の芽」賞を受賞した先輩研究者のメッセージを参考に,身の回りのふしぎを見つけ,研究を始めてみてください。
内容説明
2022年度、2023年度の受賞作品を収録。
目次
第1編 「科学の芽」賞の作品から(「科学の芽」の発見~めざせ科学っ子(小学生の部)
「科学の芽」を育てる~発明・発見は失敗から(中学生の部)
「科学の芽」をひらく~未知への探検に乗り出そう(高校生の部))
第2編 「科学の芽」賞を受賞した先輩研究者からのメッセージ(「科学の芽」賞表彰式・発表会での講演を通して;「研究者」という仕事―「科学の芽」賞からひろがった世界;困難だからこそ挑戦しよう ほか)
第3編 資料編(朝永振一郎博士の業績とひとがら―誕生から小学校・中学校時代まで;日本のノーベル賞受賞者と筑波大学関係者;応募状況一覧(第1~18回) ほか)
著者等紹介
永田恭介[ナガタキョウスケ]
国立大学法人筑波大学長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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