観光戦略としての宗教―長崎の教会群と場所の商品化

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  • サイズ A5判/ページ数 182p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784904074268
  • NDC分類 689.219
  • Cコード C1026

内容説明

現在、世界は聖地に満ちあふれている。場所の魅力を発見し聖地を創造するという試みは、全国各地の自治体における、観光まちづくりや地域振興の実践にあたっての重要な地域課題である。本書は、聖地創造の仕掛けやホスト側の対応を通して、宗教空間がいかに観光資源と化されるのか、さらに場所の商品化の課題は何かについて、長崎県におけるキリシタンを事例に考察したものである。

目次

1 宗教とツーリズム
2 長崎におけるキリスト教
3 ホストの側の観光動態
4 世界遺産登録への動き
5 教会を訪れる人びと
6 創造される聖地巡礼
7 場所の商品化とその課題

著者等紹介

松井圭介[マツイケイスケ]
筑波大学生命環境系准教授、博士(理学)。1963年神奈川県生まれ。1987年筑波大学第二学群比較文化学類卒業。1992年筑波大学大学院博士課程哲学・思想研究科退学。1997年筑波大学大学院博士課程地球科学研究科退学。1995年から日本学術振興会特別研究員、筑波大学文部技官、講師(地球科学系)、准教授(大学院生命環境科学研究科)を経て、2011年から現職。専門は人文地理学、文化地理学、宗教観光論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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