内容説明
いまではイタリアの人々にとって当り前のものとなったゴルドーニの演劇作品は、18世紀当時は、人々の間に論争を引き起こすほどの新しさをもっていた。同時にそれらは、時空を超える普遍性をも備えていた。彼の作品は、イタリアの古典として、世界中の人々を魅了し続けている。
目次
序論 ゴルドーニの演劇改革をめぐって
第1章 イタリア演劇改革の先駆者たち―ゴルドーニの演劇改革の先駆けをなすもの
第2章 ゴルドーニの演劇改革の理念―ベッティネッリ版ゴルドーニ『喜劇集』序文とゴルドーニ作喜劇『劇場』
第3章 サンタンジェロ劇場時代(一七四八年‐一七五三年)のゴルドーニ演劇
第4章 サン・ルーカ劇場時代(一七五三年‐一七六二年)のゴルドーニ演劇
結論 演劇改革で得られたもの―今日も生き続けるゴルドーニ演劇
著者等紹介
大崎さやの[オオサキサヤノ]
専門はイタリア文学・イタリア演劇。2004年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程を単位取得退学。2005年博士(文学)を取得。現在、東京藝術大学、東京大学、明治大学、法政大学、東京音楽大学、早稲田大学、放送大学にて非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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