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その時の気分で本棚
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
68
箱のような大きさの造本1486ページ、私の読書歴でも最厚最長の一冊本。それでも内容の圧倒的面白さに引き込まれてしまえば読み切れてしまうというもの。この作品は岩波文庫版でも以前読んでいるが今回の大矢タカヤス氏の訳文は2012年のもので古臭さがなく、リフレッシュされたように平易に読める。文章が横組みながらもすぐ慣れた。挿絵が豊富なのも特徴で、適宜挿入されることで気分を盛り上げる。大筋はシンプルながらもあの手この手の復讐ドラマは細部が練り上げられており、途方もなく楽しい時間を過ごせた。群像劇としても素晴らしい。2024/09/19
リボー
37
私が本を好きになった切欠になった作品です。久しぶりに新訳が出たというので購入しました。やはり翻訳に古臭さが全く感じられないのが素晴らしいです。歴史的な名作がスラスラと読めます。岩波書店版では縦書きで、本書は横書きですので違和感を感じましたが、すぐに慣れると思います。岩波版は全7巻ですが、これは1冊で全てを読むことが出来ます。巻を跨ぐと集中力が切れてしまう自分にはその点もいいと思いました。2012/08/31
megane
5
大容量1500ページのサイコロ本。こういう物量のある本の結構好きなのでどんどん出してほしいな。しばらく積読にしてたけど休日2日間朝から晩まで丸々使って一気に読んだ。連載小説を一気読みする幸せ。話もおもしろく続きが気になるのはグイグイ読めてスカッとする。ドパルデュー主演のDVDも買っちゃったのでこれから観よう。2019/05/25
24601
4
今まで読んだ本の中で断トツに楽しい。展開がダラダラして古典小説は嫌いという人でも楽しめる。 こんなに厚いけど本を読まない人にもオススメできます。あまりにも面白かったので一ヶ月ほどで読んでしまいました。現代の映画のような作品です。2014/08/27
口先男爵
3
さすが新聞連載小説だけあって、各章にクライマックスがあって全然ダレない。純粋に「面白い小説」という点ではこれを超えるものはそうそうないんじゃないか。2013/01/19
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