内容説明
構造主義の始祖とされ、現代の人文諸科学に巨大な影響をあたえた人類学者クロード・レヴィ=ストロース(1908‐2009)。彼の思想の根底には、世界と音楽の「相同性(ホモロジー)」への確信があった。音楽記号学の泰斗ナティエが、20世紀最大の知性と音楽との関係を解き明かす!
目次
人類学者レヴィ=ストロース
音楽家レヴィ=ストロース
論争家レヴィ=ストロース
さまざまな構造主義
構造主義者レヴィ=ストロース
レヴィ=ストロースとワーグナー―愛の断念
レヴィ=ストロースから『ペレアス』へ
比較記号学1―音楽・神話・言語
レヴィ=ストロース対現代音楽家
現代音楽家対レヴィ=ストロース―自然か、それとも文化か〔ほか〕
著者等紹介
ナティエ,ジャン=ジャック[ナティエ,ジャンジャック] [Nattiez,Jean‐Jacques]
1945年、フランス、アミアン生まれ。エクス=アン=プロヴァンス大学で近代文学、一般言語学や記号学を学ぶ。68年、エクスにフランスではじめて記号学の修士課程が開かれ、音楽記号学として言語と音楽の比較を講義。音楽記号学のパイオニアと目されている。現在、モントリオール大学音楽学部教授
添田里子[ソエダサトコ]
早稲田大学第一文学部フランス文学科卒。パリ第四・ソルボンヌ大学フランス語学科修士取得。早稲田大学大学院文学研究科フランス文学専攻博士課程満期退学。専攻はプルースト。現在、昭和女子大学教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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