目次
第1章 ジャズの黎明―~1920s
第2章 狂乱のスウィング時代―1930s
第3章 ビバップが爆発する!―1940s
第4章 新たな実験と洗練―1940s~50s
第5章 ハード・バップという肉体―1950s
第6章 先鋭化するフリー・ジャズ―1960s
第7章 「個」の時代のジャズ―1970s
第8章 ジャズ・ポストモダン―1980s
第9章 そして未来のジャズへ―1990s~
著者等紹介
相倉久人[アイクラヒサト]
1931年、東京都生まれ。東京大学文学部美学美術史学科中退。学生時代にジャズに傾倒し、評論を手がけるかたわら、新宿ピットインで司会を務めるなど、ジャズの現場に深く関わった。70年代以降は活動の場をロックやポップスにも広げ、現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Look
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元が連載だったせいか、少々細切れで読みにくさはあるものの、ジャズの歴史を総ざらいできる良書。特に前半の、ニューオリンズ時代からいわゆる「ジャズ」へと変貌していく様はおもしろかった(ジャズって、マイルス以降から語られることが多い印象なので)。ただ、後半になっていくごとにつまらなく、それがジャズの衰退(というか、トレンドの第一線からの後退)そのものを表しているようでもあり、少々寂しい。もうジャズがかつてのようなパワーを持つことはないのかな……。2016/11/17
kaz
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「…夜話」とあったので気軽なエッセイ集を想像していましたが、本格的な評論集でした。21世紀になってから著者の本格的なジャズ評論が読めるとは考えたこともなく、ただ驚いています。ジャズの全歴史にわたり限られたスペースで最近の研究成果も踏まえ的確に評論されています。著者がジャズ評論を止めた70年代以降の事柄も大きな遺漏なく記述され、なおかつ著者の見解が述べられています。ポストモダン以降の混迷状態は、ジャンルというものを無意味化し創造や継承といった活動の質を変えてしまったことがよく理解できました。2013/06/23
Decoy
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ジャズ史の総ざらいに便利。80項目限定なので、「こんなに重要なのに短くない?」とか「1項目立てるほど重要か?」という点もあるが…。日本のジャズ史についてのコラムも用意されていて、良い。2013/06/02
くりたろう
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ジャズの歴史と逸話2020/07/20
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