遊牧夫婦

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  • サイズ B6判/ページ数 339p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903908205
  • NDC分類 290.9
  • Cコード C0095

内容説明

無職、結婚、そのまま海外!イルカ三昧の日々、時速80キロの果てしないドライブ、東ティモール、捕鯨の村…二人の新婚生活はどこへ行く!?旅が暮らしになる時代の新しい夫婦の形を記した、異色の脱力系ノンフィクション。

目次

旅の始まり、そして、オーストラリアの西端へ(旅立ちの前;シドニーのストーカー;イルカの来る町;家探し;実感なき結婚の日々;Uさんの死;ジンバブエから来たボランティア)
北へ(アマガエル色のバン;バンバリーでの最後の朝;時速八〇キロの果てしないドライブ;独立国「ハットリバー公園」;ネズミ、バッタ、サイクロン;ダーウィン到着;日本人捕虜暴動事件)
東ティモール(オーストラリアとの別れ;銃のある宿;ハチャメチャな国の真っ青な海;ジョンたちの決勝戦;独立二周年のディリ;祭りの終り)
西ティモール、バリ、ラマレラ(バスで歌う幼い子ども;一年目の終わり;捕鯨の村)

著者等紹介

近藤雄生[コンドウユウキ]
1976年東京生まれ。東京大学工学部卒業、同大学院修了後、旅をしながら文章を書いていこうと決意し、2003年に妻とともに日本をたつ。オーストラリアでのイルカ・ボランティアに始まり、東南アジア縦断(2004)、中国雲南省で中国語の勉強(2005)、上海で腰をすえたライター活動(2006-2007)、その後ユーラシア大陸を横断して、ヨーロッパ、アフリカへ。2008年秋に帰国し、現在京都在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュースの素

12
長旅モノは、自分勝手になったり妙にイケイケドンドンになる作品がある。これももしかしたら?と危惧しながら読み始めた。近藤夫妻の旅と文は冷静で上品さも漂う優れものだった。オーストラリアから東ティモール、インドネシアまでがこの巻に入っている。じっくりと同じ場に腰を据えて仕事を得ながら旅するという理想の姿。長い滞在にしろ旅人目線に違いなく、それはそれで一つの方法ではないかと割り切っている所もいい。オーストラリアの中に小さな別の国があったり、独立して二年の東ティモールの状況が見えたり とても興味深い。2018/03/03

ぬらりひょん

9
検査の待ち時間に無事読了。5年の遊牧生活とあるのに、よく見るとこの本は最初の1年分だけだった。オーストラリアの車の売買のおおらかさに驚いたけど、一番の驚きは彼のもとこさん(=妻)への猛アタック!尋常じゃない。オーストラリアに留学中の彼女へ毎晩国際電話し、毎日メールし、数日に一度リアル手紙を送り、さらにファックスを毎朝送る。そしてその上実際オーストラリアへ会いに行く。もうストーカーを通り越してなんなんだ!それを受け入れたもとこさんはすごい。あまりにこの馴れ初めがキョーレツで他の感想が書けない。てことでした。2016/07/11

モッタ

6
★★★★☆ 旅を暮らしに出来るという発想はなかった。日常が非日常であり、非日常が日常にほかならない。そんな旅暮らし生活は刺激あるものに違いない。おすすめ出版社であるミシマ社の代表作のひとつ!      ※図書館借り2011/08/13

尋日

4
2003年から2008年まで世界を動き回り続けた夫婦の旅行記第一弾。動き続けると、人生が軽量化されていくのであろうなあ。憧れるけど、チキンだからなあ。虫とか鼠とかやだしなあ。まあ慣れなんだろうけど。ライフネットの出口さんの「人と本と旅からしか学べない」の言葉が反響する。2014/09/07

スカーレット

3
楽しく読めました。旅をしながら生活するって憧れますね。楽しいだけでは無いようですが・・・世界は広いなぁwww。2017/05/04

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