内容説明
ヘヴィメタル／ハードロックのなかでもコアなファンの多い「ドゥームメタル／ストーナーロック／スラッジコア」について、６０～７０年代からルーツを辿り、ドゥームメタルが台頭した８０年代、ストーナーロック／スラッジコアが台頭した９０年代、ジャンルの拡散と「レトロ／ヴィンテージ回帰」による音楽性の収束の双方が進んだ２０００年代以降の作品群を、「酩酊と幻惑」をテーマに年代別で１２０４点紹介。
目次
ドゥーム／ストーナー／スラッジとは何か
１９６０年代レビュー
１９７０年代レビュー
１９８０年代レビュー
１９９０年代レビュー
２０００年代レビュー
２０１０年代以降レビュー
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Schunag
6
ディスクガイドもブックガイドも、選定の「お題」であるところのジャンル定義を広めにとっているもののほうが「自分でも気づいていなかった嗜好や需要の再発見」の機会が多く、自分の鑑賞範囲の拡張に役立って好きなのだが、本書もそれ。いわゆるドゥーム／ストーナー／スラッジ／ヘヴィ・サイケの盤を1960s～2010sのディケイドごとに推薦するが、それと親和性のあるSuperflyやCoccoなども紹介、こんなふうに目からウロコを落として食わず嫌いを解消してくれるというのが非常に有難く、それだけでも大いに賞賛したい。2025/02/08
