内容説明
幕末、緒方洪庵と並ぶ蘭学者が京にいた。猛威を振るう種痘の治療法を普及させ、日本初の物理学書や近代兵法の解説書を発行するなど、激動期に希有な働きをした医者。風雲迫る京都に、広瀬元恭と妻イネ、二人の愛が沁み入る。
著者等紹介
鬼丸智彦[オニマルトモヒコ]
本名・加藤正彦。昭和22年生まれ。東北大学卒。現在山梨県立文学館に勤務。『桑の村』で第9回やまなし文学賞、『富士川』で第7回坊っちゃん文学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。