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内容説明
えみるは、わずか10歳の短い人生を交通事故で閉じた。ずーっと、ずーっと一緒にいたかった。いま風に、虹に、光になってそばにいる。『チチ、ハハ、もう泣かないで』と。えみるちゃんの作品をイラストとして掲載。
目次
第1章 あの日の朝(夢でもいい;前夜;「抱いてあげて」)
第2章 至福の歳月(チチ、ハハ、えみる;路地裏仲間;残された時間を;姉になった日)
第3章 作文『戦争』大下えみる(えみるが生まれる前のこと;大人への段階;「怒らない、あせらない、泣かない」)
第4章 えみるの赤いランドセル(青だけど車はわたしを見てるかな;悲しみは少しも減らない)
第5章 天国への手紙(幼な子、ふみねの心遣い;妻の後悔;奇跡;じぃじの短歌;白い蝶々;えみるの12回目のクリスマス;えみるへ、チチより)
著者等紹介
風見しんご[カザミシンゴ]
1962年、広島県生まれ。18歳のとき、萩本欽一氏に見いだされて、芸能界に入る。ドラマやバラエティー番組、映画、舞台などで活躍。『僕、笑っちゃいます』『涙のテイク・ア・チャンス』などのヒット曲をもつ。1994年、歌手・荒井晶子と結婚。二女をもうける。2007年1月17日、長女・えみるちゃん(享年10歳)を通学途中の交通事故で亡くした(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鈴
27
始終泣きっぱなしだった。どんなにえみるちゃんが愛されていたかがよくわかる。これを読んで思ったのは、えみるちゃんは短い生涯だったけど、それはとても濃い10年で、10年では経験できないようなことをたくさん経験して、そして親の愛情をたっぷりと感じ、幸せな10年だったのだと。最後の夜に大好きなお父さんの「愛してるよ」が聞けてよかった。最後の朝御飯に大好きなお母さんのツナサンド食べれてよかった。2012/07/10
ゆうゆう
9
事故のあったことはよく知っている。近い場所だったので驚いた。通りかかる度胸が痛んだ。が、家族にとっては、辛すぎる場所ではないのか、引っ越してしまいたいのではないか、そう思って読んだが、11年懸命に生きた、かけがえのない想い出の地域で、娘さんの友人や近所人々と哀しみをわかりあえる人情の地なら、離れられないのかもしれない。一瞬でダメージを負わせて命を奪う交通事故の恐ろしさ、悔しさ辛さ、忘れてはいけない。2018/09/23
圓
4
天国でも車に気をつけて暮らして欲しい、2度と車にひかれないで欲しいと願う父の心境は察するに余りある。2019/06/18
Yosukeworld
4
トラックの下敷きになり亡くなった娘さんへの思いを綴ったタレントの風見しんごさんの本です。とにかく悲しい。涙が止まらず、何度も本を閉じてしまった。 車の運転には本当に気をつけようと思いました。 車を運転する全ての人に読んでほしい。。2017/12/23
のっち
4
涙が止まらない...。家族愛、絆がとても素敵。ある日突然にやって来る死。小学5年生なんて、まだまだ夢がいっぱいあって、たくさん悩んで、計り知れない楽しみがあるのに...。それでも、えみるちゃんは幸せだと思う。両親からの愛。ふみねちゃんからの愛。家族からの愛。友達からの愛。そしてこれからも愛されていく。私も、大下家のような愛のある家族を築きたいな。2014/04/21