内容説明
風邪について何か言いたいというわけではない。医師の診断のプロセスを風邪を例にして考え、疾患の定義というものを対談を通して考え、無駄な医療をできるだけ減らすにはどうしたらいいかを、風邪に対する抗菌薬の処方率を通して考えてみた。そういうことである。
目次
1 風邪の定義と鑑別診断について考えてみよう
2 診断プロセスを理解しよう
3 検査特性の指標
4 風邪の肺炎予防と癌のスクリーニングを考えてみる
5 名郷直樹が聞く。岩田健太郎の考える「風邪」とは?
6 「風邪に抗菌薬」はやめられるか?