内容説明
「詩人岡井隆とは何か?」を尋ねて、そのテクストとの1000枚に及ぶ“批評的対話”の達成にとどまらず、更なる「岡井隆論考」の充実を願い、1956年から2016年にわたる精細で広範な「岡井隆研究史」と、1928年から2005年にいたる貴重な「岡井隆自筆年譜抄」、また、「岡井隆著作一覧」も集成収録した。
目次
第1章 詩人岡井隆(詩人岡井隆;『天使の羅衣』のテクストを中心に ほか)
第2章 組詩『天使の羅衣』論(岡井隆の短歌を中心として;テクストに内在する「男の物語」 ほか)
第3章 岡井隆研究ノート(韻文と散文のはざまに;散文から散文詩へ ほか)
第4章 岡井隆への旅(越境と融合;龍の頭はいくつあるのか ほか)
著者等紹介
江田浩司[エダコウジ]
1959年(昭和34年)、岡山県生まれ。短歌結社誌「未来」編集委員。文藝別人誌「扉のない鍵」編集長。「芭蕉会議」世話人。現在、万来舎のホームページ「短歌の庫」に詩歌評論を連載(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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