内容説明
首都高の歴史は、東京の歴史でもある。1964年の国家的行事を支えた「首都高」。そして2020年に向け、巨大都市・東京に寄与する「首都高」。
目次
第1章 夢を追った男たち(プロローグ;今に息づく先人の知恵 ほか)
第2章 当初整備計画(大命題の工期短縮;環境調和 ほか)
第3章 技術の結晶(横浜ベイブリッジ;レインボーブリッジ ほか)
第4章 未来へのかけ橋(海外への挑戦;国際化への道 ほか)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
手押し戦車
10
道路インフラは戦後に必要とされて、当時は環境や騒音など気が回らず効率性だけを求め首都圏にコンパクトに納める為に、空中の空間を生かした高架で道路建設を始めて、時代と用途に合わせ技術や機能が開発されて来た。自ら主張するというより社会が求める機能にどう応えるか、その求められる機能は多様化し、どんな要望でも対応できる蓄積を重ね外部や地域と良いコミュニケーションを保ちながら要望に応えて行く、柔軟な姿勢と技術開発が未来を決める。多くの人の知恵が形となり技術として生まれ未来の土台になりそれを引継ぎ知識として残って行く。2014/12/21
スプリント
0
読み応えがありました。老朽化が進み修繕だけではカバーができなくなりつつある今こそ首都高の成り立ちを知るいい機会だと感じました。2014/02/23
あだちん
0
東京の町中に存在する高速道路が前回のオリンピック前に作られたことは知っていたが、町として機能している中での開発はいろいろな困難があるだろうと思っていたが、そのとおりであった。川の上や道路の上や地中に建設されている理由がよく分かった。ベイブリッジやレインボウブリッジにも建設時の困難さがわかり、今度走るときはありがたみを感じながら走りたいと思った。2021/04/06
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