報道の自己規制―メディアを蝕む不都合な真実

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903724485
  • NDC分類 070.13
  • Cコード C0036

出版社内容情報

政権からの露骨な政治的圧力を受け、「権力の番犬」は吠えることを忘れてしまった。日本のマスメディアのこの致命的な病巣を抉る。

第1章 なぜ報道の自己規制が問題なのか
第2章 自己規制の理論的枠組と仮説
第3章 自己規制の系譜
第4章 原発報道と自己規制
第5章 安倍政権と報道の自己規制
第6章 足利事件に見る報道責任と自己規制
第7章 自己規制と記者たちの認識
第8章 自己規制の朝日新聞モデル
第9章 マスメディア批判のさまざまな視座
第10章 報道の自己規制の克服にむけて

上出義樹[カミデ ヨシキ]
1945年 北海道夕張市生まれ。
1970年 北海道新聞社に入社、札幌本社学芸部、東京支社政治経済部記者のほか、シンガポール特派員、外報部次長、編集委員などを歴任。
同社を定年退社後、フリーランスの記者活動をしながら上智大学大学院で新聞学を専攻し、2016年3月に博士号を取得。
同年 4 月から上智大学メディア・ジャーナリズム研究所研究スタッフ。

内容説明

萎縮、忖度、自己規制…この国のマスメディアが何だかおかしい。政権による露骨な政治的圧力を受けてからというもの、「ウォッチドッグ」は吠えることを忘れてしまった。この致命的な病巣を抉り、民主主義安定装置としてのメディア復権の手だてを探る。

目次

第1章 なぜ報道の自己規制が問題なのか
第2章 自己規制の理論的枠組と仮説
第3章 自己規制の系譜
第4章 原発報道と自己規制
第5章 安倍政権と報道の自己規制
第6章 足利事件に見る報道責任と自己規制
第7章 自己規制と記者たちの認識
第8章 自己規制の朝日新聞モデル
第9章 マスメディア批判のさまざまな視座
第10章 報道の自己規制の克服に向けて

著者等紹介

上出義樹[カミデヨシキ]
1945年北海道夕張市生まれ。1970年北海道新聞社に入社、札幌本社学芸部や東京支社政治経済部記者のほか、シンガポール特派員、外報部次長、編集委員などを歴任。同社を定年退社後、フリーランスの記者活動をしながら上智大学大学院で新聞学を専攻し、2016年3月に博士号を取得。同年4月から上智大学メディア・ジャーナリズム研究所研究スタッフ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

sasha

8
メディアの自己規制はメディアを殺すんだ。籠池夫妻が検察によって長期拘束されているのとか、沖縄のおじいやおばあが辺野古基地反対の座り込みで機動隊から強制排除されている様子とか、絶対に報道されないもんな。安倍晋三の提灯本を書いた自称ジャーナリストによる女性暴行事件もしかり。権力の監視犬は過度な忖度と権力からの恫喝で愛玩犬に成り下がっている。博士論文がベースになっているので文章が若干硬いが、日本のメディアの問題点を詳述している。メディアのトップが政治家のトップと頻繁に会食しているこの国でメディアの独立は夢かも。2017/11/25

Tomy

3
40年近く新聞記者を務め、退社後は大学院に入りジャーナリズム論を専攻した著者の博士論文を基にした本です。個人的には、学術書を目指している割に肝心なところを経験論で叙述してしまっているような印象を受けた。それと所々内容が「自己規制」からそれ、単なる日本のジャーナリズム批判に陥っている。ただ、ジャーナリストとはどうあるべきか、という根本的な問題について大いに考えさせられました。現役の記者が本書を読んだら、どのような感想を持つのだろうか。気になります。2016/09/13

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/11129576
  • ご注意事項

最近チェックした商品