内容説明
なぜ、野球オンチの門田が、この本の主人公なのか?同じ中学からプロ野球選手が6人、ドラフト1位が3人。人口4200人の高知の街に、感動の野球レジェンドがあった。
目次
中学にドラフト1位が3人
事件は新阪急のサウナで起きた
小久保、脇を締めていけ
海のDNAが体を培った
生き抜く鍵はアホウドリ
盛況だったウルメ漁
伝馬船をこぐ保育園児
ツグミがおいしかった
給油船で忙しく回った日々
200勝には200年〔ほか〕
著者等紹介
依光隆明[ヨリミツタカアキ]
1957年高知市生まれ。1981年高知新聞に入り、2001年高知県庁の不正融資を暴く「県闇融資」取材班代表として日本新聞協会賞を受賞。社会部長を経て2008年朝日新聞に移り、特別報道部長など。2012年福島第一原発事故に焦点を当てた連載企画「プロメテウスの罠」の取材班代表で再び日本新聞協会賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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清田
1
★☆☆☆☆ 宇佐町(後に高岡町、土佐市)出身のプロ野球選手・浜村孝とその友人の門田豊重を主題としたもの。門田は野球素人ながら、ゴルフ経験からダイエーの小久保に臆せずアドバイスをしたこともある男。ページ数が少なく、内容も薄い。だから浜村の話か門田の話か、はたまた宇佐町ひいては高知県内の野球の話か、中途半端になっている。門田は高知新聞記者の著者ともかかわりがあり、門田が末期がんで余命半年、いうことを受けて本を出したとあとがきに記している。そうした事情とは裏腹に、著者の野球に対する熱意が伴っていない一冊だった。2023/12/21