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リーダーズノート新書
教養論ノート

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  • サイズ B40判/ページ数 342p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784903722252
  • NDC分類 304
  • Cコード C0295

内容説明

読書とはひきこもりですか?思想とはセカイ系ですか?知識人はオタク化しますか?あなたは臨床思想士になりますか?そして、教養は復興できますか?教養とは復興期の精神である。

目次

第1章 「教養」はほんとうに必要なのか?
第2章 「教養」はほんとうに不要なのか?
第3章 「ひきこもり」と「全能感」―「教養への欲望」の正体
第4章 職業としての「ひきこもり」―教養をユーザーから隔離した知識人ギルド
第5章 教養構築への全工程(上)―「自分」からの出発
第6章 教養構築への全工程(下)―「自分」の棚卸しと「他人」の繰りこみ
第7章 臨床思想士の方へ―「教養」生成を担う位階ネットワーク

著者等紹介

浅羽通明[アサバミチアキ]
1959年、神奈川県生まれ。「みえない大学本舗」主宰。著述業。早稲田大学教育学部非常勤講師。81年早稲田大学法学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

harass

77
数年ぶりの再読、ざっと読む。教養といわれるもの、マニアックな哲学思想や学問の意味について、蛸壺めいたオタク的知とそういうものを必要としない世間との兼ね合いなど、著者のライフワークのテーマのまとめ。多くの引用で、哲学などを齧って偉ぶる一般人やそれを推奨する文化人などに冷水を浴びせまくり、世間に接した新しい知というものを提唱。初読時より読解力というか予備知識が増えたせいもあり、理解が深くなったように思える。ファンであるなら。2019/01/23

mitei

33
今の教養というのが専門家の蛸壺した世界と乖離しており、本当の庶民はもっと実学的なものを欲してるのにニーズが合致していないんだろなぁと思った。2012/06/12

耳目之学(不定期更新中)

4
私にとって「教養」とは、自分について掘り下げていくことに他ならない。他人や社会に対する分析法や処世術は、自分を掘り下げることにより導き出された副産物に過ぎない。もちろん他人によく見られたいとか金を稼ぐことでもない。私も教養のために読書をするが、それは単に知識を暗記したり理解することではない。読書を通じて含蓄があるとされている言葉を自分の中に放り込み、跳ね返ってくる反応をキャッチすることで自分を分析しているのだ。洋の東西を問わず昔から学問・教養とは自分を知ることであると言われているが、正にその通りだと思う。2011/04/23

ステビア

3
ウム!2013/12/10

harass

3
「教養・知識人」というものの有り様と歴史的経緯から現代日本の現状を論じて、対処方法を論じる。後書きでもあるが「オタク」のことも語っている本でもある。個人的に以前から思っていたが上手く言葉にできないところを表現してあって感心した。耳に痛いことを言っていて反発する人もいるだろう。ひとりよがりの趣味であることからの脱却を解決する方法を語っていて、抽象的で理想論的とは言え、真摯に考えた指針を提示してある。久しぶりにこの著者の本は読んだが相変わらずの文体だなと感心……。題名に覚えがあると思ったら再刊の本……。良書。2012/08/27

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