内容説明
コロナ禍は、日本中のホテルから“宿泊”という需要を消し去った。「寝る場所」という社会的機能を果たせなくなったのだ。ホテル史上、最大のピンチ。そんなとき、柔軟な発想力と行動力で動き出した若手ホテリエが登場した。既成概念にとらわれず、新しいホテルの価値創造をし始めた。そんな若手ホテリエ五人を密着取材、「これからのホテルの在り方、ホテリエの働き方」を思索した。見えてきたのは、この業界の明るい未来。著者待望のノンフィクションドキュメンタリー。
目次
プロローグ これからのホテルを思索する旅立ちに際して
第1章 ホテルの意義を再定義する
第2章 ホテルはライフスタイルの試着室(龍崎翔子)
第3章 常識の対岸に、人生は広がっている(吉成太一)
第4章 ロマンのためにソロバンを弾く人でありたい(濱田佳菜)
第5章 街ととけあい、人をつなげる(リンナス 松下秋裕&ホテルみるぞー)
エピローグ ポストコロナの「ホテル」と「ホテリエの働き方」
著者等紹介
近藤寛和[コンドウヒロカズ]
宿屋大学(やどやだいがく)代表。立教大学観光学部および東京YMCA国際ホテル専門学校講師。1967年生まれ。法政大学経営学部卒業。1992年(株)オータパブリケイションズ入社。販売部、企画・マーケティング室、『HOTERES(週刊ホテルレストラン)』編集部を経て、ホスピタリティ業界人を応援する「ホテリエ事業部」を発足。『ホテル業界就職ガイド』、「ホテル業界就職セミナー」ホテル業界の勉強会「宿屋塾」など企画・運営。書籍編集、雑誌プロデュース、セミナー、イベント、ウェブ、メルマガなどのメディアを駆使してホテル業界の活性化に取り組む。2007年ホテリエ事業部部長に。2010年4月、宿泊業専門のビジネススクール「宿屋大学」設立(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。