目次
第1章 「95%」と「5%」の違い
第2章 心の“上”を目指そうよ!
第3章 “カメ的”生き方に学んでみる
第4章 こんなヤツが「5%の人」なんだ!
著者等紹介
清水克衛[シミズカツヨシ]
1961(昭和36)年東京生まれ。書店「読書のすすめ」代表、逆のものさし講主宰。大学在学中、たまたま暇つぶしのために読んだ司馬遼太郎『竜馬がゆく』第5巻との出会いがきっかけで、突如読書に目覚めるとともに、商人を志す。大手コンビニエンスストアの店長を10年務めたのち、平成7年に東京都江戸川区篠崎で小さな書店を開業。「10年や20年前の本でも、大正時代に書かれた本であっても、その人が初めて読む本はすべて新刊」という信条のもと、常識にとらわれない知恵と情熱で商いを続けた結果、全国からお客さんが訪れる繁盛店となる。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Y2K☮
36
著者は篠崎にある書店「読書のすすめ」の店長。流されない5%の人とは好き勝手に振る舞うエゴイストではない。むしろ真逆。目の前の仕事に集中し、人を喜ばせることに注力するギバーだ。そのためにはテレビやマスコミに踊らされず、何が公にとってプラスかを己の頭で考え、行動で実践するのみ。誰かの人生を生きず、しかし我利我利にもならない。異論を排除する感情的な同調圧力&全体主義の行き着く先は大東亜戦争が証明済み。本当はみんなわかってる。自分が5%の人になれば5.1%になる。その分社会は良くなる。こういう本をもっと売りたい。2021/09/14
Y2K☮
29
書店員としてに留まらず、多くの局面において自分は「5%の人」だと思っている。価値観が。少数派とはまた異なる。そもそも「派」ではない。ベースが「個=己自身」だから。こういう人間が独善的な頭でっかちにならぬためには日々の読書と実践が欠かせず、著者の生き方はそれを体現している。同時代の横糸よりも時代を貫く縦糸から学ぶ方が楽しいし、そういう視点を持った人の話や作品から得た諸々は私も好きな世界。それらを仕事や創作へ落とし込み、少しでも公のために力になれたら嬉しい。カネ云々も重要だけどまずそんな生き方を大切にしたい。2024/06/17
Y2K☮
25
胸に残る名言と大衆に流されない生き方が満載の名著。執行草舟氏との違いは「武士道」の悪い点を理解している柔軟さ。歴史に学ぶ垂直姿勢は大事だが悪い点まで受け継ぐ必要はない。たとえば著者が称えているジョブズにも性格的には相当問題があった。でも短所を責めず長所から学ぶ。読書も人間関係も基本はそこ。弱点はこちらがカバーすればいい。それを自然にできてお互い様と驕らないのが「5%の人」だと思う。自分はまだまだだ。せめて「普通」や「みんなやってるから」を押し付ける空気に染まらず、好きなことを己の使命と信じる者でありたい。2022/09/18
しょうご
4
先日、著者の清水さんが登壇するイベントに参加をしてそちらで購入しました。 残り95%の大衆になることなく、自分の人生を切り拓いていくことの大切さを教えてくれます。 大衆の意見が必ずしも正しいとは限りません。そこで大切なのは自分の中に絶対的な判断軸を持つことです。 そのためにはやはり学び続けて、それを行動に移すことが大切だと感じました。2023/10/05