内容説明
ばかげていたり、あほらしいことを北海道弁で「はんかくさい」っていう。儲かりもしないことのために汗をかいたり、常識すばれといわれることに挑んでみたり。端から見ればはんかくさいけど、本人はいたって大マジメ。だけど業界を変えるのはそんな、はんかくさい人たちなのだ。はんかくさい靴職人から、はんかくさいお医者さんまで。はんかくさいのに愛おしい10の物語。
目次
阿部眞久―シニアソムリエ
大島庸司―ラーメン屋
村林秀尚―犬ぞりマッシャー/カヌービルダー
清田正徳―絵本屋
本田直也―飼育員(爬虫類・両生類担当)
佐佐木絵里沙―バルーンアーティスト
草場鉄周―家庭医
樋口泰三―靴職人
塩谷隆治―絵本セラピスト
徳永善也―米屋
著者等紹介
長谷川圭介[ハセガワケイスケ]
ライター。1976年愛知県刈谷市生まれ。映画監督になることを夢見てアルバイトをしながら映像制作活動をするが生活苦から挫折。ライターとして日銭を稼ぐうちに、いつしかそれが本業になる。現在も北海道を拠点に「北海道じゃらん」(株式会社リクルート北海道じゃらん)、「Cho‐co‐tto」(コープさっぽろ ちょこっと編集部)などの情報誌や書籍といったさまざまな媒体で記事の執筆を行い、料理人や生産者、職人などを多数取材(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マッピー
17
この本に出てくる人は、結局夢をかなえた人たちです。周りの人たちから「何はんかくさいこと(ばからしいこと)言ってんの!」と言われたかもしれませんが、最終的には成功しているんだもの、読んでいてあんまりはんかくさいとは感じなかった。職業はそれぞれ違いますが、自分の仕事に対する情熱がすごい。これが天職というものなのでしょうか。そして、天職に辿り着くまでのフットワークが軽いというか、転職に躊躇がありません。はんかくさいと言われようと、損得で選択するより好き嫌いで選択したほうが充実した人生を送れるような気がしました。2020/06/15
黒木 素弓
6
北海道に住む“はんかくさい(北海道弁でばかげていたり、あほらしいこと)”仕事人10人の物語。ここに登場する大人たちは、使命に出会ってきらきら輝いています。宮崎版(各県版)も欲しいなぁと思いました♪♪2015/02/28
ポラリス
3
北海道でいろんなジャンルに挑戦している人の物語です。シニアソムリエ、ラーメン屋、犬ぞりマッシャー、絵本や、爬虫類飼育員、バルーンアーティスト、家庭医、靴職人、絵本テラピスト、米屋の10業種に取り組み、業界を少しづつ変化させた人たちの物語です。確かに成功しているのかなとおもうひともいますが、共通しているのはそれぞれがとっても輝いていることと、とっても努力しているということです。そして、ぶれることなく夢に向かって歩んでいることです。北海道を知る上でも少しは役立つと思います。2015/02/01
桜父
2
10人の様々な事情で、北海道に根を下ろし、頑張っている姿が印象的でした。 社会人・学生に読んでほしい本です。続巻が出てほしい本です2015/02/04
ごん
1
自分に正直に生きている(ように書かれている)、北国の人々のルポ。会いに行きたくなる&自分の勇気のなさが悔やまれる。2015/11/01