声に出せないあ・か・さ・た・な―世界にたった一つのコミュニケーション

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  • サイズ B6判/ページ数 256p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903690926
  • NDC分類 916
  • Cコード C0036

出版社内容情報

14歳で障がい者となり、四肢麻痺、発語不能、嚥下障がい、視覚障がいなどの重複障がいを抱え、24時間の見守り介助を必要とする著者。外界とのコミュニケーションを完全に閉ざされた彼が、獲得した手段とは何か? 絶望の淵にたった14歳のあの日から、大学院生として学びの日々を過ごす今の姿まで……メンドクサクもタノシイ日常を、工夫を凝らし明るく生き行く、ダイスケの日々。

目次

第1部 伝え・受け取り・生きる―私の暮らし(世界にたった一つのコミュニケーション;食べる・動く・遊ぶ―介助者とともに)
第2部 障がい者になった日―生死の淵からの帰還と運命を変えた出会い(帰還―ICUでの一〇〇日間;医療―障がい者になる;転院;学校と進路)
第3部 学びはやめられない―大学生活とこれからの道(大学へ入ろう―受験から入学まで;大学生活と学問;学びの第二章の幕開け―立命館大学大学院へ)

著者等紹介

天畠大輔[テンバタダイスケ]
1981年広島県呉市生まれ。1996年若年性急性糖尿病により救急搬送された病院での処置が悪く、心停止を起こす。約3週間の昏睡状態後、後遺症として四肢麻痺、発語不能、嚥下障がい、視覚障がい等重複障がいを抱える。母が「あ・か・さ・た・なコミュニケーション」を見つけだし、外界とのコミュニケーション方法を獲得する。2004年ルーテル学院大学総合人間学部入学。2010年立命館大学大学院先端総合学術研究科博士前期課程入学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tellme0112

6
すごい本を読んだ。福島智さんがでてきたときは、デターと思った。映画を見ているような感覚でした。続きが楽しみです。自伝なんですが。●ネトフリ生活からの脱却一冊目の本。2020/01/21

あおたかお

1
24時間テレビとか。障害があっても一生懸命にやってます、健気な障害者たち。のイメージ。この本の著者天畠さんは違う。 食べ物は、まず見た目から、例えあとで介助者が刻み食にするにしても、最初はそのままで出してほしい。 我儘じゃないかと、つい思った自分がいた。でも、これが我が子ならどうだろう?食事が楽しいものであってほしい、見た目も楽しんでほしい、本人が望むなら余計に。そう思うと思った。 障害者、でくくってしまうと決して見えてこないものがこの本には詰まっている。でも自分の中で咀嚼するには時間がかかる本だな。2022/09/28

あきこま

0
れいわ新選組の議員さんとして知ったけど、どういう人なんだろと思っていたので読んでみた。重い障害を持つ人の生活って本当に大変なんだね。その場ですぐに会話できない人でも、時間をかけるとこういうアウトプットが出来上がることを知ると、人間の可能性は引き出し方次第なのかなと思えてくる。両親が諦めないのがすごい。女性への目線はややキモい。女性専用車両のくだりとかは最悪🤮まあそういう辺りもれいわ新選組っぽい。この本は議員になるより前に出ているので、候補になる経緯とかはわからなかった。2023/08/27

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