飢える大陸アフリカ―先進国の余剰がうみだす飢餓という名の人災

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飢える大陸アフリカ―先進国の余剰がうみだす飢餓という名の人災

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  • サイズ B6判/ページ数 421p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903487502
  • NDC分類 611.3
  • Cコード C0061

内容説明

一九八四年、エチオピアではおよそ一二〇〇万人が飢えに苦しみ、多くの人が命を落とした。その二〇年後、同じエチオピアで前回を上回る規模の飢餓が起きた―。世界は、とくに先進諸国は、飢餓という最も根源的な苦しみをなくすその術を知ってはいたが、実行しなかったのだ。アフリカで慢性的に起きている飢餓の多くは、機能不全におちいった人類文明がひきおこした“人災”なのだ。「ウォールストリート・ジャーナル」紙の記者である著者が、豊富な現場取材を通して、新しいコンセプトで援助を始めたビル・ゲイツやU2のボノの活動を報告するとともに、「飽食の空白域」といわれる飢餓が、国際社会の不均衡なパワーバランスと、先進国の無知と怠慢と都合によって、いかに引き起こされているかを鮮明に描き出す。

目次

序文 うわべだけの後悔―エチオピア ハイランド地方ボリチャ、二〇〇三年
第1部 革命は終わっていない(変化のきざし―メキシコ、一九四四年;寄せては返す波―ノルウェー オスロ、一九七〇年;アフリカへ―エチオピア北部、一九八四年;不公平な補助金―マリ ファナ、二〇〇二年 ほか)
第2部 もう、たくさんだ!(激怒するしかない;「何かできるはずだ」―ダブリンとシアトル;食物とともに服用すること―ケニア モソリオト;二歩進んで、二歩下がる―世界各地 ほか)

著者等紹介

サロー,ロジャー[サロー,ロジャー][Thurow,Roger]
20年間、「ウォールストリート・ジャーナル」紙の海外特派員を経験。1986~91年は、主に南アフリカで取材し、アパルトヘイトの終末を人道的な立場から執筆した。その記事によって、アフリカの20ヵ国以上をふくむ、およそ60ヵ国に活動の場を広げた

キルマン,スコット[キルマン,スコット][Kilman,Scott]
20年以上、「ウォールストリート・ジャーナル」紙上で農業について執筆し、アメリカ政府とその農産業部門が国際社会に与える影響を記録してきた。貿易、バイオテクノロジー、食糧安全保障、補助金、農村経済についても執筆してきた

岩永勝[イワナガマサル]
1951年生まれ。京都大学大学院修士課程修了。米国ウィスコンシン大学にて農学博士号を取得。現在、国際農林水産業研究センター(JIRCAS)、理事長。専門は植物遺伝育種学。過去30年間、海外(米国、ペルー、コロンビア、イタリア、メキシコ)で研究生活を送る。2006年に「日本農学賞・読売農学賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

takao

1
ふむ2017/06/18

イシュア

1
健全な経済は健全な市場からとなむ2016/12/17

小鳥遊小鳥

1
「この世界には、全人口を養うだけの食料生産能力がないのだろう」「アフリカの厳しい風土では作物が育たないのだろう」「アフリカの人は貧しいから食料を買えないのだろう」……などと思ってきたのだけど、アフリカの飢餓問題はそんな単純なものではないということがわかった(いかにもな直訳調の文体は、読み進めるのにちと骨が折れたが)。2014/05/21

ラーメン小池

1
アフリカにおける飢餓のメカニズムを、広汎な視点で紐解く。部族紛争などの内戦や政府機関の統治能力不足という背景はあるものの、アジア・ラテンアメリカで成果を挙げた緑の革命がうまくいかない理由を技術的な点からも述べている。もちろん大きな理由としては先進国の国内保護を目的とした農業補助金による農産物価格の下落と余剰農産物の援助物資としての押しつけなどにより国内農業が育成・発展が進まないことにある。世界銀行等が国内農業の育成等の施策に強硬に反対するなど、飢餓の拡大・再生産における先進国のエゴなどの関与が見えてくる。2014/04/19

kozawa

1
タイトルに煽りすぎ感がないではないんだけど、農業生産性向上施策があるとわかっていて実施されづらい「アフリカ各地」と改革を目指す人々。もっと読まれてよいかな2011/12/14

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