内容説明
有理数に無理数、完全数に友愛数、素数や虚数などなど、数のもつ神秘的とも言える性質や数どうしの関係を、古代から現代に至る歴史上のエピソードや、数の不思議に生涯をかけて取り組んだ数学者たちの生きざまを紹介しながら、楽しく平易に語る。太古の壁画から現代のコンピュータグラフィックスまで、数の描くかずかずの美しい図版を道づれに、ひとつひとつの数が内包する宇宙にいざなわれる魅力あふれる書。
目次
マイナス1(-1)の章―始まりの前
ゼロ(0)の章―“無”をめぐる数々の論争
1ナノ(0.000000001)の章―小さいことは美しい
“1”の章―1こそすべて
“〓(るーと)2”の章―無理数をめぐる騒動
“Φ”の章―黄金のファイ
“2”の章―きっぱりと2分割
対数の底(e)の章―偉大なる発明
“3”の章―いつの世もある三角関係
パイ(Π)の章―パイをひと切れ
(10)の章 10進法への道のり
(12A)の章 13の恐怖
光速(C)の章 極限の速度
無限大(∞)の章 はてしない物語(ネヴァーエンディングストーリー)
虚数(i)の章 想像を絶する(アンイマジナブル)複雑さ
著者等紹介
ベントリー,ピーター・J.[ベントリー,ピーターJ.][Bentley,Peter J.]
コンピュータ・サイエンスと応用数学の分野で、いま最も創造性あふれる思索家。コンピュータ・サイエンスで理学博士号をとり、現在はユニヴァーシティ・カレッジ・ロンドンの名誉研究員、韓国科学技術高等研究所の共同研究教授、ケント大学名誉客員研究員を兼任。その研究は、進化的計算やディジタル生物学など、多岐にわたっている
日暮雅通[ヒグラシマサミチ]
1954年生まれ、青山学院大学理工学部卒、英米文芸・ノンフィクション翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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kthyk
うさみみ
読み人
ユーザー名
たぬたろう