内容説明
心がなごむ光の絵、光が綴る叙情詩。クローズアップ写真の奇才、江口愼一が描く癒しの世界。
著者等紹介
江口愼一[エグチシンイチ]
1953年京都・伏見生まれ。1977年愛知県立芸術大学美術学部デザイン科卒業。在学中はリトグラフ(石版画)の作品を制作し、モダンアート展、京展などに入選。大日本印刷株式会社入社。1986年大日本印刷を退社して以後フリーの写真家となる。現在、(社)日本写真家協会(JPS)会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Amy
17
私たちが目にしているものはすべて光あってこそ。光があって色があり、形が浮かぶ。自然の中に輝くものの一瞬一瞬を切り取ったような写真集。21pの「空からの贈り物」と26pの「追憶のとき」が特に好き。2014/09/21
おとん707
8
主に180mmマクロレンズを使って花や葉や水や氷や雪など、身近にありながら普段見過ごしているものから美しさを探し出してしてとことんクローズアップしたネイチャー写真集。見慣れた花びらだってこうやって見れば全く幻想的な光の洪水の世界が広がっている・・・そんな写真集。とにかく色彩が美しい。たぶん印刷前には何度も試し刷りをして納得いくまで一枚一枚磨き上げたのだろう。コロナ禍で遠くに行けなくても道端の草花だってレンズを通してみれば発見があるはず。カメラを持ち出して散歩したくなる。巻末の撮影データは参考になる。2021/05/30
ほじゅどー
6
★★★四季の移ろいの中で垣間見る足元の小さな自然の素顔。それは季節を告げる風と共に彩りを重ね、光と競演して輝きを放つ。そんな小さな出来事に目を向ける。写真を撮るということはその瞬間の光の素描を捉え、心の絵筆を使って光の絵を描くことに他ならない。レンズという眼を通して、ファインダーというキャンパスに絵を描く作業。2015/12/06
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