内容説明
「わがお仕えする正室を超え、殿の寵愛を受けるは本意に非ず」と暇を乞う側室。彼女を手討ちにして自殺する藩主。更には二人を追って自決する正室。森鴎外著「高瀬舟」の原典である神沢杜口の「翁草」に記された実話。ドキュメンタリー小説。
著者等紹介
佐々木征夫[ササキユキオ]
1939年宮城県仙台市生まれ。1963年日本テレビ放送網株式会社(日本テレビ)入社。1966年より、報道記者として総理官邸(内閣記者会)、自民党(平河クラブ)、外務省(霞クラブ)、大蔵省(現・財務相、財政研究会)、法務省、裁判所(司法クラブ)ほか、各記者クラブを歴任。1980年より、ドキュメンタリー担当ディレクター(プロデューサー)となる。文化庁芸術祭賞、サンフランシスコ・ゴールデンゲート賞、民放祭賞(複数回)、ギャラクシー賞(複数回)ほか受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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