国際社会と現代史<br> 先住民と国民国家―中央アメリカのグローバルヒストリー

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先住民と国民国家―中央アメリカのグローバルヒストリー

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  • サイズ B6判/ページ数 223,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784903426075
  • NDC分類 257
  • Cコード C1022

内容説明

多くの先住民「インディオ」にとって、国民国家とは欧米の価値観や文化を強制する想像上の共同体にすぎなかった。しかしいま、中米では新たな挑戦が始まっている。先住民は国民国家そのものを拒絶するのではなく、むしろみずからその内部へと進入し、その本質を多文化主義的で共生可能なものへと変容させ始めたのである。中米の先住民が歩んできた過酷な歴史をたどりながら、グローバリゼーションの時代を生きる彼/彼女らが私たちに問いかける新しい国家のかたちと、その変革の道について考える。

目次

問い直される国民国家―中米からラテンアメリカ、そして世界へ
1 上からの国民形成と先住民―19世紀後半から20世紀前半(国民化しない先住民;ヨーロッパ的国民国家をめざして;深まる民族対立、迷走する国民化政策;恒常化する国家暴力)
2 下からの反米ナショナリズムと先住民―20世紀前半から後半(「国民革命」神話のかげで;アメリカの侵略と反米主義;反米主義からナショナリズムへ;「国民革命」と抵抗する先住民;下からの運動の下で)
3 先住民がつくる国民―20世紀後半から現在(国民的主体としての先住民;押しつけられた「混血国民」意識;社会的弱者のための国民国家を求めて;サパティスタ運動の現場から;「敗者」は勝利をもたらすか?)

著者等紹介

小澤卓也[オザワタクヤ]
1966年東京生まれ。立命館大学大学院文学研究科西洋史学専修博士課程修了(文学博士)。専門はラテンアメリカ近現代史(とくに中央アメリカ近現代史)。現在、京都産業大学、神戸女学院大学、立命館大学、龍谷大学、各非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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浅香山三郎

12
中身が濃い本。「中央アメリカのグローバルヒストリー」とあるごとく、中米地峡諸国の先住民と国民国家との関係史を論じる。国民といふ枠組みを、彼らの文明化によつて実現しやうとする白人エリート層との対立、経済的な抑圧と隷属、そしてアメリカ。この地域の歴史の複雑さは、植民地の本国からの独立によつて、クリオーリョ(植民地生まれの白人層)が近代国民国家を「上から」作らうし、その動きのなかで「遅れた」存在と見なされた、先住民の異議申し立ての運動に顕著である。さういふ動きに当事者として関与する機会を先住民は奪はれてきた。↓2018/02/03

taming_sfc

0
グローバルヒストリーの手法を用いて、中米諸国の国民国家形成過程とサパティスタ運動について明快な切り口で分析する好著。一国史を超えた研究のあり方のひな型が、ここにある。グローバルヒストリーに関心のある学生諸君には、お薦めの一冊。2016/08/13

メルセ・ひすい

0
8-54 赤171 メキシコ ラテンアメリカ マヤ。サパティスタ民族解放軍(EZLN) 高い水準の知性と道徳心・多文化主義・非暴力的な改革主義 先住民などあらゆる社会的弱者の意志を反映する民主主義の構築。中南米に対する白人支配の歴史(500年史)と現状。――私たちは、愛され尊敬されているメキシコ国旗のもとで庇護されている。私たちはメキシコ人であり、それゆえにこの祖国はまた私たちのものであるのだ(サパティスタ民族解放軍・先住民司領タチョ)                     2007/06/22

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