感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
284
魚瀬ゆう子・文、水上悦子・絵。富山県の舟橋図書館の10周年のお祝いにやってきたカモシカのカーモくん。そんなエピソードが絵本になりました。お話は、最後にカーモくんやウサギやリスなど山の動物たちも一緒に図書館のおねえさんに絵本を読んでもらって明るく楽しく終わります。絵もパステルカラーで柔らかな春の陽に包まれたよう。2025/02/28
モリー
56
「としょかんライオン」の次はこの本をどうぞと、読み友さんに勧められたので読んでみました。こういうお話、大好きです。この絵本は、ある村の図書館に迷い込んだカモシカが、珍騒動を巻き起こした事実を元に、創作された絵本です。図書館愛に溢れていました。実は、私もカモシカに至近距離で対面したことがあるので、より親しみを感じました。人間の悲鳴に驚いて図書館の中で暴れてしまいましたが、本当は絵本を読んでもらいたかっただけなんだよね。この絵本の裏表紙にカーモくんの名前入り図書カードか描かれています。めでたしめでたし。😊2019/10/06
パフちゃん@かのん変更
46
本当にあったおはなしだそうです。図書館に入り込んだカモシカ。おばさんの悲鳴に驚いておおあばれ。図書館は大騒ぎになり注射を打って捕獲され、森に連れ戻される。現実的なお話です。図書館のお姉さんが子ども達を連れて森に読み聞かせに来てくれる後日談は・・・創作ですよね。2014/10/19
わむう
30
実話。日本一小さな富山県舟橋村の村立図書館に迷い込んだカモシカ。追いかけられて本棚に乗ってしまったり少しだけ暴れましたが麻酔を打たれて山に戻されます。ここから先は創作ですが、本の読み聞かせをうらやましく思ったカモシカのために司書さんと子どもたちが山へ登り、カモシカに読み聞かせをしてあげるのでした。続編があるようなので読んでみたいです。2021/04/22
たまきら
23
小さな村の小さな図書館に、とことこ入ってきたニホンカモシカさん(実話)。そのびっくりするような出来事を、カモシカさん目線でつづった一冊です。母娘は実際の写真に目を丸くしました。YouTubeとかで、お店にシカが入ってきた!っていうのを時々見ますが、やっぱり向こうもこちらのライフスタイルに興味津々なんですね。2020/06/27