出版社内容情報
表現論と確率論とが重なりあい混じりあう漸近的表現論の魅力を綴った.
主に対称群の表現を題材にし,確率論の技法を用い…数学の杜に漸近的表現論と呼ばれるようになった小景がある.
分野で言えば,表現論と確率論とが重なりあい混じりあうところである.
この地の魅力を綴ってみたものが本書である.
具体的には,主に対称群の表現を題材にし,確率論の技法を用いて
近寄ったり離れたりしながら,いろいろなショットをお届けする.
<目次>
第1章 有限群の表現の一般論
第2章 対称群の既約表現とYoung図形
第3章 Schur. Weyl双対性とFrobeniusの指標公式
第4章 確率論からの準備
第5章 Youngグラフの経路空間上の測度
第6章 Young図形の表示と多項式関数
第7章 Young図形の極限形状
第8章 無限対称群の表現と指標
第9章 無限対称群の指標の分類とYoungグラフ上の調和解析
第10章 いくつかの話題
洞 彰人[ホラ アキヒト]
北海道大学教授(大学院理学研究院数学部門)
関口 次郎[セキグチ ジロウ]
東京農工大学教授
西山 享[ニシヤマ キョウ]
青山学院大学教授
山下 洋[ヤマシタ ヒロシ]
北海道大学教授