内容説明
3・11東日本大震災、近代文明の大転換の訪れ。暮らし方、働き方、地域の共同体を根本より見直す時。2012年は「国際協同組合年」。本書は、仙台からの協同組合の精神を新しい文明、地域共同体創造の柱に!という鮮烈なアッピールである。
目次
第1部 基調報告(問題提起「東日本大震災と文明の大転換」―国連・国際協同組合年に向けて)
第2部 現場からの報告(被災地の現場から(「水産特区」、どんなことがあっても私たちは許してはならない;津波に壊されないものがある;農協にどれだけのことができるか これは挑戦です;地元商店の復興にご支援を;バスの復旧で地元の復興へ)
東北支援活動の現場から(「生きる」「食べる」ことの復権―お金に代えられない富の創造の協同組合運動を拡げていく;ボランティア山形の支援活動―生活協同組合の可能性と課題;住民本位の復興プロジェクトと「センター」構想を;被災地に仕事をつくる;シンポジウムを今後につなぐ))
第3部 シンポジウムの成果を発展させるために(「共生の大地と滄海」の創造か?「悪魔の石臼」への道か?;市民協同の復興モデル―生産協同組合で生活と生産の復興を)