内容説明
あなたの会社や商品の「強み」は何ですか?それは、消費者の心にきちんと届いていますか?「強み」の正しい見つけ方、伝え方。モノと情報があふれる現代社会で、消費者の心をつかむ唯一の方法。
目次
「多様な選択肢」という不幸
「ありふれた商品」になる理由
いまこそ「USP」を!
困難だが、逃げれば惨敗
「品質戦争」と「顧客志向」には要注意
後悔しない広告戦略とは?
「低価格」で独自性は出せない
「品揃え」でも独自性は出せない
差別化にいたるステップ
差別化1「ポジショニング」と「フォーカス」の徹底〔ほか〕
著者等紹介
トラウト,ジャック[トラウト,ジャック][Trout,Jack]
世界22ヵ国に支社を構えるアメリカ有数のマーケティング会社トラウト&パートナーズ社長。マーケティングの革命的コンセプト「ポジショニング」を編み出し、IBM、メリルリンチ、サウスウエスト航空など、一流企業を多数クライアントに持つ
リヴキン,スティーブ[リヴキン,スティーブ][Rivkin,Steve]
コンサルタント会社リヴキン&アソシエーツ創業者。世界中でセミナーや講演を行っている
吉田利子[ヨシダトシコ]
翻訳家。東京教育大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えんど
1
あらゆる観点からいかに独自性(USP)が大事かを説明してくれる。そんなの当たり前というような話題もあるが指摘されてないと忘れがちな視点なのでどれも参考になる話。 日本で失敗してる企業はまさしく本書でダメだと指摘されてることばかりで古いがためになる2019/07/06
みこりん
1
商品の差別化について、その重要性、ステップとともに、具体事例が示されている。他との差別化を通じて競争に生き残るには、さまざまな点から独自性を発掘しそれを伸ばしていく必要がある。しかし、気をつけなければいけないのは、より多くを求めすぎて、あるいは成長を目論みすぎて、却って独自性を失わせるという失敗もあると説く。マーケティングとイノベーション、この2本の柱を両立させるためにも、自身が持つ商品の独自性をどう判断し、見せていくかと言うことが大事だと思った。2013/05/23
Q_P_
1
差別化の重要性を説き、かつ、差別化するための方法・考え方を事例とともに列挙。 差別化の重要性は分かるが、単にこの本に挙げられているような方法での差別化の実行だけでは、差別しきれず、むしろ同質な商品・サービスでの選択肢の増加を招くだけで様に思う。更に加えるべきものがあると感じた。2012/06/16
KF
1
スローガンではなく、違いを/商品が良いだけでは勝てない。良いと認識してもらえれば勝てる/反対の特色を探してトップと対抗した方がいい/消費者は自分が何を望んでいるかわからない(だから聞いても無駄)/全ての人たちに選んでもらえないなら、選んでくれる集団を探そう/「何かすごいらしい」と思わせれば、それで充分/存在しない問題を解決するな/人は考えを変えることを嫌う/これもできたらいいというビジネスと、やらなくてはならないビジネスを見分ける/何かを諦めるとうまくいく可能性がある/誰もがすることはするな2012/02/22
KEI
0
広告の王道について分かりやすく説明している。個人的にはその通り、と思う内容。CMは買わせるためにあるのであって、クリエイティブよりメッセージ(差別化メッセージ)が重要だよなということ。例えば最近やってるジャックダニエルのCM、思わずこの前スーパーで買ってしまったが、ターゲットとしている中年男性が持つウイスキーへのイメージ=カッコいい、が連想されるものに仕上がっているし、「よそではやらないやり方で、丹念につくられる」というのが違いを感じさせるし一発目にそのメッセージがくる(ほんとかどうかは別として)。買わせ2013/02/27