出版社内容情報
1897年10月20日、大韓帝国に運命の二人、後の李王家皇太子垠と幻の皇太子妃となる甲完が生まれる。10年後、揀擇によって婚約する二人を待ち受ける運命とは?近現代史の悲しみの原点を描く、壮大な歴史長編。
内容説明
激動の時代をひたむきに生きた信念の女性、朝鮮王朝「幻の国母」閔甲完。日本・韓国・中国の間に横たわる悲しみに満ちた「近現代史の闇」を新たな視点で精緻に描く傑作書き下ろし歴史長編。
著者等紹介
福富哲[フクトミテツ]
1936年東京生まれ。横浜国立大学学芸学部卒業。1961年NET(現テレビ朝日)に入社。同社プロデューサーとして数々のドラマ制作を手がける。主な作品に「密約・外務省機密漏えい事件」「新聞が死んだ日」「戦後最大の誘拐 吉展ちゃん事件」「海よ眠れ」「美貌なれ昭和」「ロス発・第一級殺人の女」などがあり、1980年度芸術選奨文部大臣新人賞をはじめ、テレビ大賞、芸術祭優秀賞、ギャラクシー賞、放送文化基金・金賞、JCJ賞など数々の賞を受賞。1990年テレビ朝日を退社し、東京サウンドプロダクションにて常務取締役制作本部長として「前科三犯・逃亡画家」(フジテレビ)「犯行再現ビデオ」(日本テレビ)「吉田茂・三人の宰相たちへの手紙」(NHK)「サムライ時代のアヘン戦争情報」(テレビ朝日)など、在京各局のテレビ番組を手がける。2000年東京サウンドプロダクションを退社し、日本映画学校の講師に就任。著書として、老人の性を描き、1992年度日本文芸大賞・現代小説賞を受賞した小説『残照』(テレビ朝日刊)がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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