内容説明
扉がゆっくりと開いた。バーの扉の開き方によって、常連の方か初めてか、女性か男性かがわかる。一瞬で、どの席にご案内するのかを判断するのがバーテンダーの最初の仕事である。カリスマバーテンダーのカクテルストーリー。
目次
六本木(赤い靴の女性;外資系の投資トレーダー ほか)
ニューヨーク(アクターズスタジオの俳優志望のバーテンダー;パーフェクト・マティーニ)
那須(会員制オーベルジュの女性オーナー;8年間最後のカクテル)
汐留(ベニーグッドマンの最後のボーカリスト)
TAKAYUKI SUZUKI’S Original Cocktail(赤い靴;ノーネーム ほか)
著者等紹介
鈴木隆行[スズキタカユキ]
六本木でバーの世界に入ったのち、24歳でニューヨークの国際バーテンダースクールに留学、カクテルの真髄を学ぶ。卒業後、アメリカ国内ほとんどのバーを巡ったのち帰国。那須にあるデザインホテルズ二期倶楽部のメインバーのオープニングを一任され6年間勤務。その後、那須高原に隠れ家的バーを開くかたわら、2003年4月より芝パークホテル、バーフィフティーンの店長に就任。同年9月、汐留のデザインホテルズ、パークホテル東京のメインバーを立ち上げ現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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風里
12
フィクションだと思っていたけれどちょっと違うらしい。 出来るヤツなのが鼻につくけどカクテルは美味しそう。 久しぶりにちょっと飲んでみたいと思った。2013/01/12
露謝無
0
こういう漫画ありそうだなと思いながら読んだ作品。さらっと流れるように読める。フィクションのような登場人物が多いが(作者を含め)この非現実感が面白かった。序盤からアメリカでの修行の話が好き。こういう人間がいるんだな、世界があるんだなと思うとなんかすげーわ小並感 赤い靴の女がやっぱり一番好きかな。2018/06/10