内容説明
「フムフム、二階の三部屋へ下宿人をねえ…」主人公・田浦達は売れない作家。七年前に妻を亡くし、淋しさと経済的事情から自宅の二階を「下宿」として貸すことに。しかし、彼の家にはすでに二十匹以上の猫が住み着いていた…。不動産屋のアイデアで猫と暮らせる「猫下宿」と銘打ち、三人の女子学生を下宿人として迎える。孤独だった老作家と三人の若い女、そして二十匹を超える猫たちとの不思議な同居生活が始まった―。
著者等紹介
吉田和正[ヨシダカズマサ]
作家。1944年広島県生まれ。日本大学芸術学部中退後、映画助監督、週刊誌記者を経て、作家活動をはじめる。1988年「魔がさす―ビジネスマンの落とし穴」(光文社文庫)でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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り こ む ん
24
妻に先立たれた、猫屋敷のおいたんが、友人の一言から始めた下宿の話。なんだか、かんだ言っても、猫中心の生活をする主人公のおいたんの姿が、猫観察小説のようで、切ないやら、笑えるやら…下宿人の女性たちの存在が、イマイチ薄いから下宿の意味があるのか?ないのか?という感じではあるけれど、つまらなくはなかった2014/02/15
ひゅうがけん
2
猫の話だが淡々と話が進んでいく感じです。主人公のおっちゃんと猫のやり取りが綴られているが、せっかく出てきた女性陣が動かない(汗)猫姿が思い浮かぶのが微笑ましいが、オリョっと思うところで終わってしまうのがチョイ残念。2011/01/24
銘菓
1
何これ…なんでこれ書いた…。猫は好きだが訳が解らない。飼い主は割とドライ。マーガリン付きの食パンとかチーズをあげるのが気になった。2009/10/03
002toko
1
猫好きにはいいかも。話は淡々としてるかな。もう少し量があるとよかったかも。2009/05/19
LECO
1
ネコ好きは読むべき2008/04/05
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