内容説明
昏迷する世界情勢。物狂いする異様な日本。私たちにとって、この現代とは何か。現代をどのように観て、如何にすべきか。私たちはどのように生きるのか。「人間であること」とは何か。落葉松が鮮緑色になり、やがて紅葉して落葉する。中軽井沢の山小屋で、草木虫魚や、ムササビやコガラを隣人として暮らす、「ことば」の人間学者であり、自然学者、そして、自称「哲学者」の鈴木孝夫の清廉で透徹したリアリズム、日々の断想。
目次
第1部 言葉と社会―言語力を取り戻す
第2部 日本人の矜持ということ
第3部 ワレ惟ウ、故ニワレ在リ
第4部 光と陰―ある文芸評論家の死
第5部 複眼で―文化を生きる人間
第6部 地球の悲鳴 人間の高笑い
著者等紹介
鈴木孝夫[スズキタカオ]
1926(大正15)年東京生まれ。慶應義塾大学医学部予科修了、同大学文学部英文科卒業。専門は言語社会学、文化意味論、言語政策、外国語教育。イリノイ大学、イェール大学客員教授、ケンブリッジ大学(エマヌエル、ダウニング両校)客員フェロー、マギル大学(カナダ)イスラム研究所員などを歴任し、現在、慶應義塾大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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