内容説明
前文から九条までの上巻に続き、下巻では第一〇条から修正条項に至るすべての条文を逐語的に追う。「基本的人権」「公共の福祉」「自由」「権利」、第一〇条以下に登場するこれらの言葉についての歴史を踏まえた具体的な解釈が示されることによって、「日本国憲法」という文章が抱える矛盾もまた具体的にあきらかになる。
目次
5 第三章・国民の権利及び義務
6 第四章・国会
7 第五章・内閣
8 第六章・司法
9 第七章・財政
10 第八章・地方自治
11 第九章・改正
12 第一〇章・最高法規
13 第一一章・補則
著者等紹介
西部邁[ニシベススム]
1939年北海道生まれ。東京大学経済学部卒業。東京大学教養学部教授を経て評論家に。94年から05年3月まで雑誌『発言者』の主幹を務める。現在、雑誌『表現者』(ジョルダン株式会社刊)顧問。著書に『経済倫理学序説』(中央公論社)(吉野作造賞)、『生まじめな戯れ』(筑摩書房)(サントリー学芸賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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