出版社内容情報
マイケル・ワイスマン[]
著・文・その他
内容説明
本書に登場する業界の中心人物たちには、共通の理想がある。それは、“高品質なコーヒーで消費者を満足させ、高い価格設定を実現する。そしてそこから得られる利益を分配することで、貧しさにあえぐ農家の暮らしを向上させる。また同時に、関係者全員の満足も追求する”というものである。このような高い理想の実現はしかし、容易ではない。意思疎通もままならない農民の説得、腐敗した現地の協同組合や政府による横領・妨害、一年の半分を旅に費やす中での個人生活の破綻…数々の困難を乗り越えて、彼らは“成功”できるのか。読めばコーヒーが、より味わい深くなる1冊。
目次
第1章 スペシャルティコーヒー業界の人々
第2章 カップの中の神
第3章 ニカラグア・グラナダ
第4章 ルワンダ、ブルンジ、そしてエチオピアへ
第5章 パナマ
第6章 オレゴン州ポートランド
第7章 ロサンゼルス
第8章 ノースカロライナ州ダーラム
著者等紹介
ワイスマン,マイケル[ワイスマン,マイケル] [Weissman,Michaele]
著作家、ジャーナリスト。米国マサーチューセッツ州生まれ。ブランダイス大学で歴史学を学ぶ。フリーのライターとして、ニューヨークタイムズ紙、ワシントン・ポスト紙、フォーブス誌などへの寄稿多数。初めての著書『米国の女性史(A History of Woman in America)』(キャロル・ハイモウィッツ共著、1978年、未邦訳)は、25万部を超えるロングセラーになっている。経済・社会・人類学・歴史・心理学など幅広いテーマを扱ったのち、主要テーマを「食」に絞り、フード・ライターに転身。米国メリーランド州に居住
旦部幸博[タンベユキヒロ]
1969年、長崎県生まれ。京都大学大学院薬学研究科修了。博士課程在籍中に滋賀医科大学助手に。同大学助教。医学博士。専門は、がんに関する遺伝子学、微生物学。本職のかたわらで、長年の趣味であるコーヒーについてのWebサイト「百珈苑」を主宰。自家焙煎店や企業向けのセミナーで、コーヒーの香味や健康に関する講師も務める
久保尚子[クボナオコ]
翻訳家。京都大学理学部(化学)卒、同大学院理学研究科(分子生物学)修了。IT系企業勤務を経て翻訳業に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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panam1927
MICKE
エリナ松岡
おおとろ|内省的ストーリーテラー
まめタンク