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これからの両棲類学

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  • サイズ A5判/ページ数 316p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784785358396
  • NDC分類 487.8
  • Cコード C3045

内容説明

現生の両棲類は、尾と四肢を留めた有尾(サンショウウオ)目、四肢を失った無足(アシナシイモリ)目、尾のない無尾(カエル)目の3群からなり、日本には有尾目22種、無尾目38種(と5亜種)が生息する。その約80%が日本だけに見られる固有種である。本書は、21世紀の両棲類研究の礎となるべく、進展する両棲類研究の中で、とくに生態と行動、遺伝と系統、飼育と保全を中心に、第一線の研究者が研究の現状と将来展望を紹介する。

目次

第1編 両棲類学の現状(両棲類学と日本の現状)
第2編 両棲類の生態と行動(両棲類の生態研究―両棲類の繁殖移動を例として;オオサンショウウオの生態;小型サンショウウオの生殖生態;小型サンショウウオ類の年齢;イモリ類の生殖生態;モリアオガエルの生態;カエルの食性;両生類の行動研究;トノサマガエル-ダルマガエルの繁殖行動)
第3編 両棲類の遺伝と系統(カエルの遺伝学研究;カエルの染色体進化と性染色体の分化;DNAによる両生類の分子系統学;ヌマガエルの種分化)
第4編 両棲類の保全と飼育(両棲類の保全;両棲類と環境汚染;オオサンショウウオの保全;有尾類の飼育;カエル類の飼育)
第5編 両棲類学の未来(両棲類学の将来に向けて)

著者等紹介

松井正文[マツイマサフミ]
1950年長野県に生まれる。現在京都大学大学院人間・環境学研究科教授、日本爬虫両棲類学会会長。おもな研究分野は動物系統分類学で、東アジア・東南アジアの両棲類相形成史に興味をもっている。また、両棲類を中心とした生物多様性の保全にも関係している
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

尾張こまき

1
豪華執筆陣による一冊まるごと両生類の本!『これから』といっても2005年出版ですが、ワタクシのような初心者にはどの話題も熱いです。火傷しそう。生態学、遺伝学、保全・飼育とバランス良く記事が配分されていて読みやすく、興味があるところから読んでも楽しめるかと思います。(遺伝学のあたりはすみません、全くもってチンプンカンプンでした・・・)イモリの染色体を前にしたジョセフ・ゴールド博士の呟きが最高・・・!あと「ソデフリン」のネーミングセンス・・・っ!個人的には非繁殖期の行動の研究が進むと楽しいなーと思ってます。2014/01/20

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