限界集落―Marginal Village

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  • サイズ B6判/ページ数 173p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784902943290
  • NDC分類 361.76
  • Cコード C0070

内容説明

いいのか日本?今後10年以内に423の集落が消滅する。誰にも気づかれることなく、消えてしまうかもしれない過疎の村に住む人々の姿を真摯に、優しい視線で切り取った、写真家・梶井照陰のフォト+ルポルタージュ。

目次

新潟県・佐渡ヶ島(1)―2007.03.03
山梨県・芦川―2007.03.29
新潟県・鹿瀬―2007.04.24
熊本県・球磨村―2007.06.24
長野県・栄村―2007.07.09
北海道・初山別村―2007.07.29
山形県・西川町―2007.08.25
新潟県・佐渡ヶ島(2)―2007.09.30
徳島県・一宇―2007.10.19
東京都・桧原村―2007.11.09
和歌山県・高野町―2007.11.18
石川県・門前町―2007.11.20
京都府・五泉町―2007.12.11

著者等紹介

梶井照陰[カジイショウイン]
1976年生まれ、新潟県出身。1999年高野山大学密教学科卒業。16歳の頃より写真雑誌などで作品を発表しはじめる。1995年~1999年、高野山で修行。ベトナム、カンボジア、タイ、パプアニューギニア、イギリス、中国など、世界各国を訪ね、積極的に取材して歩く。2004年、佐渡の波を撮り続けたシリーズで第1回フォイル・アワードを受賞、写真集『NAMI』(フォイル刊)を発表する。本作で、2005年度日本写真協会新人賞を受賞。現在、佐渡ヶ島にて真言宗の僧侶をするかたわら、写真家としての活動をおこなっている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Mark

24
集落の様子が淡々と語られている。そこに住む人達の生の声。これからどうすべきなのかは、著者は一言も述べていない。その答えはきっと私達の中にあるものなのか、私達自身が考えていかなければならないものなのでしょう。写真が印象的でした。2015/01/26

まめ

11
なんだか切ない。2015/09/03

mochico

6
山道をくねくねと進んでいくと、不意に開けて集落が現れる。そこに暮らす人の日々の暮らしを想像する。子どもの頃からそれが好きだった。狭い国土の中で、生きるすべを探し暮らしてきた人々の強さが感じられるからだと思う。そんな集落が「限界集落」と名付けられた。そこに暮らす人の日々のいとなみ、それを記しているのがこの書。帯には今後10年で423の集落が消滅するとある。あとがきが2007年末。この間に消えた集落はどれくらいあるのだろう。2013/08/18

つちのこ

4
写真の中のご老人たちの表情が印象的。特に目が良い。深いシワにも人それぞれの生きざまが表れているようだ。寂寥感が漂う写真を見ていると限界集落の存在は国の貧しさの象徴でもあり、ただ朽ちるがままに放置する行政側に憤りを感じずにはいられない。2020/08/23

Carlos

4
これから更に進行していくんだろうな。2014/12/28

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