目次
生と責任をめぐる思考の諸形―まえがきに代えて
第1部 西欧の現象学的倫理学(ケアする存在の自己責任―E.フッサールの『改造』論文における「革新」の倫理学;M.シェーラーの徳理論と現象学的経験―カントと現代のあいだ;責めの存在論的‐現象学的分析による道徳的懐疑の克服―M.ハイデガー『存在と時間』第二篇における議論;間ロゴスと応答可能性―M.メルロ=ポンティ現象学による倫理学序説;E.レヴィナスと場所のエティカ―“汝、殺すなかれ”再考)
第2部 日本の現象学的倫理学(他者との共感―西田幾多郎とM.シェーラーの現象学的倫理学;世界・国家・懴悔―田辺哲学の現象学的解釈;『構想力の論理』と三木清の実践哲学;和辻哲郎とM.ハイデガー―「ポリス的人間」と「隠されたる現象」の倫理;九鬼周造と“いき”のエティカ―善美なる生を求めて)
いまなぜ現象学的倫理学なのか?―あとがきに代えて
著者等紹介
吉川孝[ヨシカワタカシ]
1974年生まれ。2008年慶應義塾大学文学研究科後期博士課程修了。現在、高知県立大学文化学部准教授。博士(文学)。専攻は哲学・倫理学
横地徳広[ヨコチノリヒロ]
1972年生まれ。2007年東北大学文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。現在、弘前大学人文学部専任講師。専攻は西洋倫理思想史・政治哲学
池田喬[イケダタカシ]
1977年生まれ。2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了。博士(文学)。現在、明治大学文学部専任講師。専攻は哲学・倫理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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きぬりん