目次
0 河野先生と考える読み書き障害を理解するためのはじめの一歩
1 読み書き障害に関する基礎知識(読み書き障害と知的障害は違うのですか?;読むことだけ、あるいは書くことだけに困難な人はいますか? ほか)
2 読み書き障害の検査・評価(読み書き障害であるということは、どうすればわかりますか?;知的能力は、どのようにして確認しますか? ほか)
3 読み書き障害のある子どもへのサポート方法(読み書き障害の子どもへのサポートは、「読めるようにする、書けるようにする」という方針でいいですか?;ひらがなの読み書きを改善する指導方法を教えてください。 ほか)
4 相談を受けてから支援までの具体的な事例(小学1年生の事例;小学3年生の事例 ほか)
5 巻末資料(補助代替ツール;用語解説 ほか)
著者等紹介
河野俊寛[コウノトシヒロ]
1957年生まれ。石川県立明和特別支援学校教諭。専門は、コミュニケーション障害のある子どもや読み書き障害のある子どもへの補助代替ツールを活用した支援研究。東京大学大学院工学系研究科先端学際工学専攻修了。博士(学術)、言語聴覚士、学校心理士、臨床発達心理士、獣医師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ryo
10
わかりやすい内容でよかった。読み書き障害は、視覚認知が音韻意識のどちらか、または両方に起因している。そこをどうアセスメントしていくかが大切だと感じた。2022/05/04
ぴーたん
7
読み書き障害は読み書きが全くできないということではなく正確さや流暢性に問題がある状態です。話すこと、知的には問題がないにもかかわらず読み書きだけがずっと苦手な外国語を学習しているような状態が続きます。この落差が激しすぎるほど怠けているというレッテルが貼られ、学校に対して不適応の状態が続きます。不登校生徒の半数はLDの傾向があるほど。ではどうしたら良いかというと、書字が苦手であればタブレットやキーボードを使うなど近視の人が眼鏡を使うようにツールを使うことを推奨されています。もっと学校で利用が進むといいな。2013/07/30
はなびや
2
とても参考になりました。2021/06/25
やなせトモロヲ
1
★★★★☆ 読み書き障害を知るための本としては最適2023/05/07
じゃがたろう
1
読み書き障害について本を紹介してといわれたらこの本は間違いなく候補に入れる。著者は何人ものお子さんをサポートしてきたことが文面からわかる。支援ツールやアプリケーションは日進月歩の時代だと思うので、改訂版をつくってもらいたい。それぐらい価値のある本だし、ニーズもあると思う。事例に出てきたようなお子さんの希望の光となる本。2020/03/08