内容説明
日常的な思考の中からは見えてこない問題に挑戦し、闘うのがわれわれの仕事である。その思いは、本書に収録されたさまざまな文章に集約されているといってもよい。AIが進化する中で、その先に見えてくるのは、人間とは何かということを再確認する機会でもある。まさに私自身が都市や建築に生かされいるという現実から見えてくる世界でもあるのだ。それは言い換えれば、DX時代の新たな身体性への問いかけであり、身体と意識、心の問題であり、新ルネッサンスともいえる人間復興への展望を開くことになるのではないか。(「序」より)
目次
1 2023年(新たなモビリティー社会への展望と課題解決の道;AIの利便性と画一性 ほか)
2 2022年後半(境界・共生という仕切り方=都市・経済;都市空間の変容と都市災害 ほか)
3 2022年前半(日本の空き家問題を考える;都市空間になぜ広場が必要なのか ほか)
4 2021年(DX時代の人口問題と経済成長;気候変動と脱炭素社会、そして設計界が果たすべき課題 ほか)
著者等紹介
細田雅春[ホソダマサハル]
建築家、株式会社佐藤総合計画代表取締役会長。1941年東京生まれ。日本大学理工学部建築学科卒業後、佐藤武夫設計事務所(現:佐藤総合計画)入社。長く佐藤のパートナーとして活動。1970年~71年にかけてイタリア在住。1998年同社代表取締役副社長、2009年同社長、2023年同会長に就任。公益社団法人日本建築家協会会員。元一般社団法人日本建築学会副会長。日本建築学会賞(作品部門)やBCS賞の審査委員などを歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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