内容説明
本書は地球上の主な環境によって、水の土地、凍土帯(ツンドラ)、砂漠(最小の降水量しかない土地)、緑地(森林や草原)の4章にわかれている。この編成により、北極海の氷が暖かい太平洋と対向ページに置かれていたり、沿岸の砂漠が海底砂漠や極地砂漠、また砂の砂漠と並べられたり、ヨーロッパの緑の濃い深い森が砂漠の花と併置されたり、漂う川面の藻が雪を被った高山の頂上やはるか北の荒野と同じ章にまとめられたりしている。本書は私たちの惑星の無限の美しさを賞賛するもので、撮影場所はバハマからエチオピア、ニュージーランドから米国、ヨーロッパ、エクアドル、南極大陸までにわたる。地質学者アンジェリカ・ユング=ヒュッテルによる解説は、地球の表面に浮かぶ模様の裏に隠された理由や、進行中の地質学的過程について有用な考察を与えてくれる。
目次
水の土地
凍土帯
砂漠
緑地
著者等紹介
エドマイヤー,ベルンハルト[エドマイヤー,ベルンハルト]
土木技師として学び、プロの写真家になる前は地質学者であった。彼が撮影した地上の俯瞰写真は、地質学的写真の水準を向上させる契機をもたらし、地球の表面を知る大きな手がかりとなった。ミュンヘン近郊を拠点とし、地球の隅々まで自費で出向いている。彼の作品はさまざまな雑誌に定期的に掲載され、海外で展覧会が開催されている
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