内容説明
岡本太郎は、対極的な弁証法によって非有機的な生を探り続けた絶後の思想家だった。対極主義、アセファル、縄文、ケルト、“太陽の塔”、そして無数の異なる日本へ―バタイユ研究者が岡本太郎の遍歴と根源に迫る渾身の書き下ろし。
目次
序 岡本太郎の思考
第一章 対極主義の誕生
第二章 縄文土器と伝統―抽象線論
第三章 ケルトの抽象線と不定形
第四章 太陽の塔―ピープルを招来する芸術
第五章 無数の異なる日本を求めて―東北から沖縄、そして世界へ
著者等紹介
江澤健一郎[エザワケンイチロウ]
1967年生まれ。フランス文学専攻。博士(文学)。立教大学兼任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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