紅色新聞兵

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  • サイズ A4判/ページ数 316p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784902593136
  • NDC分類 222.077
  • Cコード C0372

内容説明

中国の文化大革命(1966‐76年)を記録した初のビジュアル史。当時のすべてをとらえた、唯一残存する貴重な写真を収録。写真家、李振盛が自らを危険にさらしながらも、40年間隠しつづけた膨大な数のオリジナルネガを新たにプリント・編集。文革の時代を生きた李振盛の個人史もあわせて掲載。ジャーナリストとしてさまざまな事件・出来事に接する機会を与えられた李/振盛のカメラがとらえたこれらの歴史的記録は、いまだにその全貌が解明されていない近代史上まれにみる激動の時代を掘り起こしていく。

目次

1 「造反有理」1964‐1966年
2 「司令部を砲撃せよ」1966年
3 「心のなかの真っ赤な太陽」1966‐1968年
4 「革命とは客を招いてご馳走することではない」1968‐1972年
5 「死ぬまで闘う」1972‐1976年
エピローグ 1980年

著者等紹介

李振盛[リーチェンション]
1940年、中国に生まれる。吉林省の長春電影学院を卒業。「黒竜江日報」にフォトジャーナリストとして勤務。1964年10月、社会主義教育運動の一環として農村に下放される。1966年3月、文革開始の直前にハルビンに戻る。1969年12月には柳河五・七幹部学校に「再教育」のためにふたたび下放される。1971年、写真部長として「黒竜江日報」に復職。1982年以降、北京大学付属国際政治学研究所のジャーナリズム学科で写真を教える。現在は、研究と執筆に従事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

みんな本や雑誌が大好き!?

1
三角帽子をかぶらされた人々、「反革命修正主義分子」なる趣旨の四角プラカードを首にぶら下げてうなだれる人々の悲惨な写真が多々収録されています。李は「黒竜江日報」のフォトジャーナリスト。共産当局側のカメラマン。 だからこそ、堂々とそうした写真を撮ることができた。2005年の刊行です。2025/04/15

takao

1
文化大革命の写真2017/11/15

こめこめ

1
プロレタリア文化大革命の写真記録。筆者は黒竜江省の一新聞員として文革の時代を生き、下放された経緯をもつ。高揚する人々と辱められる人々の写真は、ただの報道写真というよりも一種の芸術作品。「文革は観客も登壇することを求められた一種の劇であった」という作者の言葉が胸を打つ。もし、カラー写真で撮影できていれば、そこは紅色が充満した劇場だろうなぁ。写真だけでも見る価値あり。2013/10/05

zx-sho2

1
★★★★★【安城館】2009/08/23

ゐ こんかにぺ

0
"これはすごい。写真の持つ力をすごく感じた。 文革期だったら私なぞさっさと殺されてたと思う。"2017/02/20

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