著者等紹介
伊賀三江[イガミツエ]
1935年生まれ。名古屋大学文学部卒業。高校教師、出版社勤務を経てライターとなり『ジパング倶楽部』『旅の手帖』『サライ』などに寄稿。2003年、NPO森の文化フォーラム設立
淺野由美子[アサノユミコ]
1958年生まれ。木版画家。札幌市在住
安田喜憲[ヤスダヨシノリ]
1946年生まれ。東北大学大学院理学研究科修士課程修了。国際日本文化研究センター教授、地理学・環境考古学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たーぼ
1
世界最古の叙事詩として名高い物語。人間はどんなに時代を経ても同じ過ちを繰り返してしまう、悲しい生き物なのだと突き付けられたよう。ギルガメシュ王の教訓を活かせてない…このままでは王は永遠に、砂漠の風とともに悔恨を胸に彷徨うだろう…小学校の教科書に載せるべき。良書です。2023/03/30
はじめ3号
1
不思議な物語だと思う。エンキドゥがやっぱりかわいそう2009/12/07
はぽぽ
0
ウルクに実在したギルガメシュ王の伝説を記した世界最古の長編叙事詩。物語冒頭はギルガメシュと野ウシの男エンキドゥとの戦いと友情の物語だったが、後半になるとメッセージ性が強くなる。21世紀に生きる我々にも伝わるような森林伐採による自然災害の発生について。世界最古の本に書かれていることが実際に起きている。人間は本質的には全く変わらない。「欲望のコントロールだよなぁ」(あとがきより)人間の欲望は止めどない。人類はどこへ向かうのだろうか。2022/03/23