目次
1章 構造改革のなかの協会けんぽ(フーテンの寅「労働者諸君、医療保険は貧しいな」;「協会けんぽ」は、公法人「構造改革」の代表格;厚生省はGHQ・都道府県案に抗し政管健保を作った;健康保険の財政分析―財政問題にまどわされるな;中小企業の社会保障はどうなっているのだろうか?;遠ざかる政府―公法人の活用による「都道府県」再編)
2章 「協会けんぽ」とは何か(「今そこにある危機」―国民皆保険制度は維持できるか?;日本の医療保険制度のしくみ;協会けんぽ―そのしくみと問題点;国民参加の後退と分断統治の促進)
3章 図表で読み解く「協会けんぽ」(保険料率の調整方式にみる新自由主義;地方で際だつ「協会けんぽ」の存在感;組合健保と協会けんぽの境目;「生活習慣病」の神話;すすまない生活習慣病健診の普及)
おわりに 公法人“協会けんぽ”の問題とその対応
著者等紹介
安達智則[アダチトモノリ]
1953年生まれ。東京自治問題研究所常務理事。健和会医療福祉調査室長、学校法人東都医療福祉学院理事。都留文科大学・長野大学でも教鞭をとる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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