内容説明
土に住む小さな虫たちは、何を食べて生きている?生態系の中のはたらき者というのは本当?複雑な土の中の世界を研究者が解説します。
目次
第1章 生態系のはなし(生態系の中の物質の流れ;植物と動物のはたらき;分解者が住む土の中の世界;「分解」における虫たちのはたらき;第2章 土に暮らす虫たちの紹介(ミクロファウナ―体の幅が〇・一ミリメートル以下の極小の虫;メソファウナ―体の幅が二ミリメートル以下の虫;マクロファウナ―体の幅が二ミリメートル以上の虫)
第3章 「分解」だけではない土壌動物のはたらき(根に依存する土壌動物のはたらき;捕食というはたらき;運搬によるはたらき)
第4章 土壌動物の生きざま(土壌ならではの制約;多くの種が共存できる不思議;さまざまな土壌動物の集まり)
第5章 生態系の調和(多様性の意義;バランスが壊れてしまうその前に)
著者等紹介
藤井佐織[フジイサオリ]
国立研究開発法人森林研究・整備機構森林総合研究所主任研究員。2012年京都大学大学院農学研究科博士課程修了。博士(農学)。日本学術振興会海外特別研究員(派遣先:オランダアムステルダム自由大学)等を経て2018年より現職。専門は森林土壌を対象とした生態学で、土壌動物の多様性と機能(はたらき)に関する研究に従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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