シャクシャインの戦い

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シャクシャインの戦い

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  • サイズ B6判/ページ数 324p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784902269932
  • NDC分類 211
  • Cコード C0021

内容説明

1669年6月、幕府を揺るがす“アイヌの一斉蜂起”始まる。本書は、“シャクシャインの戦い”について、具体的な史料すべてに目を通しアイヌ伝承などにも当たり、実際に事件のあった現場に赴き、各地の博物館でも調べ、写真を撮り、実地検分をして、この戦いの事実を可能な限り再現しようとしたものである。

目次

第1章 松前藩の成立
第2章 シャクシャインの青年期
第3章 シャクシャインの決起
第4章 クンヌイの決戦
第5章 シャクシャインが謀殺される
第6章 後志海岸の抵抗
第7章 ハウカセ外交
第8章 サンタン交易圏とラッコ交易圏
第9章 シャクシャインの戦いと現代

著者等紹介

平山裕人[ヒラヤマヒロト]
1958年(昭和33年)、北海道小樽市生まれ。1981年(昭和56年)、北海道教育大学卒業。現在、北海道小樽市立高島小学校勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キャプテン

41
★★★★☆_「きゃぷ衛門とゆく時の旅フェア」【西暦1669年江戸時代─シャクシャインの戦い編】「北海道には歴史がない──」そういったことを聞いたことはあるでござろうか。しかしこの言葉、滅法危険なものにござる。北海道の先住民、アイヌには和人と変わらぬ歴史があり、そして文化もあった。和人対アイヌの最大の戦いを「シャクシャインの戦い」というでござる。「成功した侵略の歴史」は、忘れてもよい歴史、目を向けないで済まされる歴史なのでござろうか。耳をすませ。ほら、北の大地で散っていった、命と思いが、確かに聞こえてくる。2017/12/25

ふみえ

14
アイヌ民族の躍動を強く感じ、"虐げられた可哀想な民族"のイメージがとても不遜だった事に気付く。今度仕事で札幌に行くが、アイヌの土地として心したい。読みやすいが、名前か地名かこんがらがって苦戦。情けない。2017/04/07

moonanddai

10
今年は「明治150年」ということで記念行事も行われます。北海道でも「北海道『命名』150年」というになるそうです。でも、その150年というのはアイヌの人たちの側から見ると「衰亡(という言葉が適当かは分かりませんが、よく使われています…。)」の歴史ということになります。何十年か前に「赤レンガ(とはあの有名な旧道庁の建物です)築○○年」というイベントを道庁が企画したとき、時のアイヌ協会(だったかウタリ協会だったか)が猛反発して、企画自体は大分小さくなりました。(続)2018/03/29

gachi_folk

9
「現代のアイヌ」をどうとらえるか。「政策を受けるもの」「衰亡していくもの」「今なお抵抗するもの」様々に記される史料と伝承をもとに綴られた濃厚な一冊だった。シャクシャインの戦い後、松前藩は大鳥圭介率いる幕軍にやられ、さらに官軍がそれを飲み込む。なんとも激動な北海道の大地。変わらぬ事実はアイヌ民族に先住権があるってことか。2019/12/12

エヌ氏の部屋でノックの音が・・・

7
図書館本。私しは間違えていた。シャモ対結束したアイヌでアイヌが負けてきたのかと思っていた。。。一度は松前まで押し返すも、アイヌ同士の戦いで疲弊した事実もあるらしい。都市国家のようなアイヌであり、それぞれに、松前や秋田、青森、岩手などに拠点を持っていたようである。しかし和人の統一国家ができると、松前としか交易できなくなる。するとアイヌの西進が止まらなくなり、アイヌ同士の小競り合いも多発する。。。この本を読む切欠は中先生の『殺人者はオーロラを見た』を読んだからである。2018/10/21

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